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F検定等分散性母分散の比両側検定F分布

2つの母分散の比のF検定(等分散性の検定)

作成者: kuma / bearworks.uk公開日: 2026-09-05内容更新日: 2026-09-05

問題文

2台の自動充填機(機械Aおよび機械B)で充填される液体の内容量のばらつき(母分散)が等しいかどうかを検証するため、それぞれから無作為抽出したサンプルの内容量を測定した。測定結果は以下の通りである。 ・機械A: 標本サイズ n_A = 10, 標本不偏分散 s_A^2 = 72.0 mL² ・機械B: 標本サイズ n_B = 16, 標本不偏分散 s_B^2 = 24.0 mL² 両機械の母集団は互いに独立な正規分布に従うものとする。帰無仮説 H_0: σ_A^2 = σ_B^2 に対し、有意水準5%で両側検定を行いなさい。ただし、自由度(9, 15)のF分布において、上側5%点は F_0.05(9, 15) = 2.59、上側2.5%点は F_0.025(9, 15) = 3.12 とします。

与えられた条件

項目値
機械A 標本サイズ (n_A)10
機械A 不偏分散 (s_A^2)72.0 mL²
機械B 標本サイズ (n_B)16
機械B 不偏分散 (s_B^2)24.0 mL²
F分布の上側5%点 F_0.05(9, 15)2.59
F分布の上側2.5%点 F_0.025(9, 15)3.12

解答・途中計算

1

自由度の特定

ν_1 = n_A - 1 = 10 - 1 = 9, ν_2 = n_B - 1 = 16 - 1 = 15

検定統計量を F = s_A^2 / s_B^2 と定義するため、分子は機械Aの自由度9、分母は機械Bの自由度15となります。分子と分母を交換すると、参照するF分布の自由度と棄却域も交換する必要があります。

2

検定統計量 F の算出

F = s_A^2 / s_B^2 = 72.0 / 24.0 = 3.00

設問で定めた機械Aと機械Bの順に分散比を計算します。このデータでは機械Aの標本分散が大きいため、結果として F ≥ 1 になります。

3

両側検定における臨界値の選定と判定

臨界値: F_0.025(9, 15) = 3.12(上側2.5%点)

有意水準 α = 0.05 の両側検定では両端に α/2 = 0.025 ずつ割り振ります。今回の F = 3.00 は1より大きいので上側2.5%点 3.12 と比較し、3.00 < 3.12 より帰無仮説を棄却しません(両側p値は約0.0584)。母分散が等しいと証明したのではなく、差があるとの十分な証拠を得られなかったという判断です。

最終結論

結論

検定統計量は F = 3.00(自由度9, 15、両側p ≒ 0.0584)である。両側5%検定の上側臨界値 3.12 を下回るため帰無仮説を棄却せず、母分散に差があるとの十分な証拠は得られない。等分散であると証明した結論ではない。

誤答しやすい考え方

典型的な誤り:F = 3.00 であり、臨界値 2.59 を上回るため帰無仮説は棄却される

理由・解説:両側検定であるにもかかわらず、片側検定の臨界値 F_0.05(9, 15) = 2.59 を用いてしまう典型的な誤りです。両側検定では両端に α/2 ずつ配分するため上側2.5%点(3.12)と比較する必要があります。

典型的な誤り:自由度を (10, 16) として判定する誤り

理由・解説:サンプルサイズそのものを自由度と取り違える誤りです。自由度は各標本サイズから1を引いた (9, 15) となります。

典型的な誤り:母集団が正規分布に従っていなくてもF検定は頑健であるという誤解

理由・解説:F検定は母集団の正規性からの逸脱に敏感です。正規性が疑わしい場合は、より頑健なルビーン検定やブラウン・フォーサイス検定などを検討します。

参照資料

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本サイトの例題はすべて架空のデータを元に独自に作成されたものです。出題意図や難易度調整の基準については問題作成方針をご確認ください。

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制作・検証情報

執筆・構成
kuma / bearworks.uk(問題設計)
検算・内容確認
Codex(原稿修正・独立検算・実装確認)、Luna(既存規約監査)
最終公開確認
kuma / bearworks.uk

AIを使用した工程

第3バッチ(問16〜20)は2026-09-05に実装用原稿を受領しました。Codexが数式、前提条件、結論、誤答説明を点検・修正し、PythonとSciPyで独立検算しました。Lunaが既存問題・制作情報・ページ検証との整合性を読み取り専用で監査しました。

人が確認した工程

運営者が題材と実装方針を指定し、最終公開内容を承認しました。専門家による第三者査読ではありません。

更新・訂正履歴

  • 初版第3バッチ5問の受領原稿をCodexが修正・独立検算・実装し、運営者が公開内容を承認しました。

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